2013年2月19日火曜日

新潟県長岡市での歴史体験(のぞみ総研2012.9.26コラムより)

先週末、親戚の結婚式で新潟県長岡市に行ってきました。
早めの到着だったので少し観光しようと思い、一緒に行った従兄弟と駅の観光
案内窓口に行きました。気持ち的には長岡市郷土史資料館に行きたかったので
すが、場所も離れていたため断念しました。

そこで歩いていける「河井継之助記念館」と「山本五十六記念館」に行きました。
丁度、司馬遼太郎の河井継之助を主人公とした「峠」と「英雄児」を読み終えて
いたところなので、ワクワクして向かいました。

小さな記念館で展示品はさほど多くはありませんでした。直筆の旅日記なども
ありましたが、やはり戊辰戦争の一部、北越戦争でその存在が際だった「ガト
リング砲」に目がいきました。当時日本に3門しかなかったこの兵器が長岡藩
には2門あったといいます。戦争を回避したかった河井継之助も開戦後はこの
兵器への過信が生じ、烈しい戦争になってしまったのもうなずけるなあと思える
くらいの存在感がありました。

その後、「山本五十六記念館」に行きました。従兄弟はこちらの方に興味が
あったようです。展示品の中で目を引いたのは山本五十六が搭乗していて撃墜
された飛行機の一部です。時間を超えてその現物を見たとき、何ともいえない
重みを感じました。

同じ長岡藩出身で知名度のある二人のほんの僅かですが生き様にふれることが
できて、有意義な時間でした。


(小峰 望)