2015年10月28日水曜日

北海道弾丸ツアー

企業コンプライアンスのセミナーで北海道へ向かいました。

3年ぶりの上陸です。

私は寒い国に憧れがあるらしく、今回もワクワクしながらの出張となりました。



日没タイムの東京上空です。↑

左端に富士山が見えます。





空を飛ぶこと90分。

札幌は雪混じりの雨でしたが、後で雹に変わりました。





せっかくなので地元で人気のジンギスカン料理の店へゆきました。

小一時間並んで出てきたのは。






こんなのです。

羊の肉はもっと臭いかと思ったのですが、

臭みがなくてやわらかく、牛肉と比較できない独特のうま味を

味わうことができました。






夜更けのすすき野は完全に雪でした。

私は北海道をなめていたようです。






翌日、コンプライアンスセミナーです。

私は専門の風営法の担当で、90分。




セミナーが終わって自動車で函館へ。

カツゲンを飲んで疲労をいやしました。






5時間で函館に到着しました。

函館港からのぞむ函館山です。

満月がきれいでした。





翌朝、港を眺めます。

朝市にはもう間に合わない時間です。






市場周辺の店で巨大なタコを発見しました。

これにからまれたらえらいことになりそうです。







港周辺を散策しました。

冬の空気は、すがすがしいです。







波止場で鳥を撮影。

岸壁のすぐそばで小魚の大群がいました。






ラッキーピエロのハンバーガーがおいしいということも、

今回確認できました。

さて、そろそろ仕事にゆかねば。






函館駅前のビルでセミナーです。

セミナーをやった後で、「とても重要な内容だった。」

と思いました。

疲れたけれど、すぐに東京へ戻ります。

お土産を買って、函館空港から羽田空港へ向かいました。

今週は残務処理で手一杯になるでしょう。

ご協力くださった皆様に感謝しております。



おわり



ひの




2015年10月3日土曜日

謎の継体天皇の古墳訪問 後編

今城塚古墳の見物話のつづきです。

謎の継体大王の古墳のわきにある歴史博物館を訪問しました。

こちら、大王の石槨がレプリカで再現されています。

これ、九州の阿蘇あたりから運ばれてきた石だとか。






こちら、屋根がギザギザつきの小屋です。

このギザギザには魔よけの意味があります。

これは裳(も)がりの建物ではないかという説があるそうです。

裳がりとは死者の死を確認する弔いの作業。

人がいつ死んだかを医学的に確認する基準がないので、

遺体とともに、時には一年もかけて一緒にすごすとか。

その間、悪霊がこないようギザギザでバリアするのです。






こちら、鞍ですが、漆ぬりでしょうか。テカっております。

騎馬の埴輪がたくさんあって、すでに半島で高句麗などと

戦ってきた倭国ですから、騎馬戦闘にも慣れたものでしょう。

卑弥呼の時代には牛馬がなかったと記録されます。





なんとカッコイイ甲冑でしょう。

貴重な鉄を上手に加工して、これを装着して騎乗したらさらにカッコイイ。

平安貴族には似合わない装束です。これこそ古代の倭国ですよ。

騎馬文化の臭いがあります。






こちらは鷹匠ですね。肩に鷹がいます。

これは天空にいる悪霊を退治するという意味があって、

王を警護しているつもりなのだそうです。

博物館では学芸員さんのお話がとても貴重ですよ。







こちらは地上で王を警護する武士の埴輪。

甲冑で完全装備。そして今にも剣を抜こうとする様子は、

地上から侵入しようとする悪霊を威嚇しているところでしょう。





そして、こちらは地下の悪霊を威嚇する人。

あれれ、おすもうさんじゃないですか。

マゲもマワシもあるし、お腹もでっぷり。

この体格でシコを踏み、地面に清めの塩をまいて、

地下から侵入しようとする悪霊を追い払います。

なんと、西暦500年より前の時代に、力士が天皇を護衛しているのです。

相撲はただの格闘技ではないですね。




こちら、縦長の物体は太刀だそうで、これも魔よけです。

武器やギザギザのモノは、危険なもの、ということで、

悪霊を威嚇していると考えたのでしょう。





こちらは瑞垣(みずがき)。

今でも一部の神社に残っていますが、木の柵みたいなもの。

先がギザギザなのは、やはりこれで悪霊を防いでいます。






こちらは当時の家。

壁と窓と入口がしっかりあります。

屋根は萱葺きで、古い神社のつくりに似ています。

小さいなあ。




というわけで、学芸員のおじさんのおかげで、

面白い話をたくさん聞けました。

やはり、現地に来て良かったです。



おわり

2015年9月29日火曜日

連休はお庭で水作業

珍しい大型連休ともなりますと、たぶん道路は渋滞。

どこに行っても人が一杯ではないかとネガティブな想像が働きまして、

おおむね、家でゆっくりすることといたしました。



古い貸家の我が家には、古い風情の庭があります。

その一角には、本当はプラスチックなのに立派な陶器に

見えてしまう大きな水鉢がひとつ。

買ったとき、これを片手で持って歩いたら、通行人が驚いてた。




いっぽう、家の中には小型の熱帯魚水槽があります。

3ヶ月前に清掃したあと、ほったらかしでしたので、

そろそろ水換えが必要です。

ろ過装置を見ると、こんな感じ↓



よく見ると、この粒つぶの中にゴミがたまっています。

この穴などに生息するバクテリアが水を浄化していますが、

カスはとりのぞいてあげないと。。。






清掃しますと、どうしてもこんな黒い水がでます。

そして、これは捨てません。

なぜなら貴重な水だからです。

この黒い水の中には有機物やらバクテリアやらが

たくさんふくまれているはずです。




いっぽう、長雨続きのため、庭の水鉢の水はミネラル不足に

なっていると推測します。雨水ですからね。

そこで、水鉢からはペットボトルで水を取り出します。






そのあと、水槽から出てきた黒い水を、こうして水鉢にそそぎます。

ああ、腰がつかれる。






一息ついてエサをやりました。

しばらくして水面をよく見ますと、エビたちがあがってきています。

この鉢の中で生まれた稚えびたち。

さて、この写真の中にいるエビが皆さんには見えますか?

ワタシには5匹見えます。


こうして、日が暮れましたとさ。






ひの


2015年9月28日月曜日

謎の継体天皇の古墳訪問 前編

大阪で風営法のセミナー講師を担当してきまして、

せっかくだからということで、高槻市にある今城塚古墳を

見学してきました。


いつか行きたいと思っていたこの古墳は継体天皇稜だと

言われていますが、宮内庁はここではなく

太田茶臼山古墳の方を継体天皇稜に指定しています。



宮内庁が天皇稜に指定してしまうと発掘できないので、

学術調査ができず、謎のままとなってしまいます。

ところがこの今城塚古墳は、宮内庁の勘違いによって

「天皇稜ではない」ということになっており、

おかげで十J数年前から本格的な調査が実施されました。





古墳の一角にこんな埴輪が並べられています。

祭祀の儀式を表したもので、実際にこのように

配置されていたらしいです。




それがこうして間近でみれるとはウレシイです。

付近にだれもいません。土曜日なのに。。。。






写真ではわかりにくいですが、巨大な古墳です。

なにしろ、古代史上とても重要な大王の古墳です。

5世紀末、倭国王家は内紛によって王位争いが続き、

跡継ぎ不足になってしまったのか、本来倭王の継承権が

無いはずの地方王族が、紆余曲折のすえ倭王になったと

日本書紀に書かれています。

なんと、越の国から来た大王とのこと。

つまり、本家はのっとられたと私は推測します。




夢がふくらむじゃないですか~♪

謎多き大王の姿を想像しながら、へっこんだお腹もふくらますため

付近のウッディさんというお店にお邪魔しました。

こんなすごいボリュームの定食で700円だと!

すごくおいしかったです。ごちそうさまでした。




さて、それでは本命の歴史博物館に突入です。

早く入らないと閉館になってしまう。


次回につづく。









2015年8月13日木曜日

2015年夏 奥只見釣り紀行

新潟県の奥只見湖での夏休みです。

お盆前なので道は渋滞しておりません。

関越道で小出インターチェンジ→シルバーラインを経由して銀山平キャンプへ到着。



湖と清流にのぞむ、人影の少ないキャンプ場です。

天気は良好。初日はいたって順調です。


今年はトム師匠と合同できなかったのが残念ですが、これまでの教えを元に挑戦いたします。

とは言え、初日はテントの設営で時間を費やし、本番は翌日であります。



さて、朝です。

師匠からいただいた薄茶色の毛ばりで投げ込みます。

まずはキャンプ場近くの川の中流から。



で、アタリも無いまま上流へ向かいます。

行き止まりの小さな砂防ダムの下で、一匹ゲットしました。


12センチくらいの岩魚です。

最初の一匹はとてもうれしいです。

写真を撮って逃がしてあげました。

ちょっと自信がわきました。







それから1キロほど下った湖の河口付近を散策しました。

遊び半分で、ひざ下まで水につかってスプーンを投げました。

付近に釣り人なし。

この時間に釣る人などいないのでしょう。



しばらくすると、何かかかりました。

まさかトラウトか?

いや、ウグイでした。

ここはウグイも多いらしく、さらに一匹かかりました。

ウグイは食べれるらしいですがリリースです。




午後はタープで昼寝をして、目が覚めてから湖へでかけました。

大きい川の河口付近でテンカラ釣りでチャンレンジ。


すると、毛ばりに反応してか、かなり大型のトラウトが水面からドボンとジャンプしました。

その魚影のあまりの大きさに、私は心臓がバクバクして、恐怖すら感じたのであります。

あんなのがかかったら竿がもたない。。。

でも、いるんだね。たぶん、ニジマスだったです。





気をよくしてしばらく投げ続けますと、ありがたいことに山女↑がかかりました。

奥只見で山女を釣ったのはこれが初めて。

そして自然の川ではこれが二度目の体験でありますから、

非常にうれしい。

20センチには足りないくらい。すぐにリリースであります。





さらに続けますと、ウグイ↑らしき魚がかかりました。

20センチはあるかしら。婚姻色というのか、少しオレンジが入っています。

これでもう満足! リリースして撤収であります。




翌朝、キャンプ場のさらに上流にあるキャンプ場跡地を散策しました。

今はキャンプ施設の廃墟しかありませんが、川は相変わらず清らかに流れています。

藪や流木がいっぱい。人影はありません。

そこに踏み込んでしばらくすると、私は虻の大群に囲まれていました。

逃げても逃げても追いかけてきます。

たぶん、生暖かいオッサンの体臭に誘われてきたのでしょう。

軽く30匹はいるのでないか。





悪戦苦闘のため撮影した画像も乱れております。

ヒッチコックが「虫」という映画をつくったらこんなシーンになるだろう

というくらいの、恐ろしい状況となりました。


こんなの



とか



こんなヤツに包囲されたのです。


いずれも吸血虫であります。

逃げるのも無駄と気づき、もっていたウチワで反撃に転じました。

他人が見ていたら、川のほとりでウチワを振り回しているオッサンに

腹をかかえて笑っていたことでしょう。

ようやく虻を撃退したときには、全身汗でびっしょりでありました。

周囲は虫の息の虫たちがたくさん転がっております。

宮本武蔵の気分だが、なんとなくむなしい。





もう二度とあそこには行かない!

そう心に誓って、午後は昨日イワナが釣れた川のタマリ↑でテンカラ釣りにしました。

今度は黒い毛ばりで挑戦します。




しばらくすると、オオ! イワナさんゲット。

手をつめたく冷やしてから、そっと触れてみました。

カワイイ!!

その後もジャカジャカ釣れまして計9匹。




もしや自分は天才? いや、たまたまでありますよ。

いやこれは。。。師匠がつくった黒い毛ばりのおかげだ!

そしてリリース。



休憩してから、今度はキャンプサイトそばの川で再挑戦。

すると、またもやイワナがかかりまして、釣れた岩魚を急こしらえのイケスへ投入。




どういうわけか1時間ほどの間に10匹のイワナがかかりました。

イケスの中ではたくさんのイワナさんが泳いでいるかと思いきや。

わずか3匹しかいません。逃げられたのであります。

この程度の防壁は簡単に突破するのですね。

さすがイワナさん、エライ!


と敬意を表しつつ、イケスを解放して、この夏の釣りを終えたのであります。


ああたのしかった!!

それもこれも、トム師匠の手ほどきのおかげです。

感謝感激であります。


翌日、無事に帰宅しました。

帰り間際、付近の荒沢ヒュッテへ向かいました。

そこにはこんな石碑があります。


魚供養。大物釣果祈願。とあります。

もう終わったけれど、次回を期待して手を合わせました。

お魚さんたち、ありがとうございました。

アブさん達は来年いませんように。



ここでは付近の沢の水がでています。

ここの水はおいしいと評判なので汲んで帰りました。

 そこの水槽には大きなイワナさんが泳いでいました。




おわり