2014年3月19日水曜日

400年前の仮装パーティー

 金沢のある大学では、卒業生が仮装して卒業式に参加するのが恒例だということでニュースになっていました。

 仮装の卒業式とはなかなか斬新だと思うのですが、戦国大名が仮装パーティーで盛り上がっていたという記述が絵本太閤記という書物にあります。
 朝鮮の役が行われていた頃、肥前名護屋城で待機していた秀吉が暇つぶしに思いついたそうです。

 加賀80万石の大名だった前田利家は仏具を担いだ高野聖(各地を渡り歩く僧侶)に、会津で92万石の蒲生氏郷は茶を売る商人に、有馬則頼は有馬温泉の旅館の主人に、当の秀吉は菅笠に腰蓑をつけて瓜を売る商売人に扮して練り歩いたそうです。

 地味な性格の徳川家康はザルを売る商人に化けたそうで、内心どんな気分だったか想像すると胸が痛みます。

 絵本太閤記は江戸時代中期の作なので信憑性は少し欠けるのですが、当時の名だたる武将達がコスプレで騒いでいたという話は、ぜひ事実であって欲しいと思います。


(日野 孝次朗)

2014年3月12日水曜日

鮭はサーモンより優良!?

最近の私はテンカラ釣りなどでニジマスを釣る事があります。
小さいものは白身で淡白ですが、大型のニジマス類の中にはピンク色の脂ののった
タイプもいます。
 
はじめて食べたときには、そのうまさに驚きました。
スーパーで売っている鮭の切り身よりもおいしいと感じました。

が、この味はどこかで食べたような・・・。
そう、それは回転寿司の「サーモン」なのでした。

スーパーなどで「サーモン」として売られているのは、ノルウェーやチリなどで養殖されたサーモントラウトがほとんどだということを私は知りませんでした。
でも、これはこれでおいしいのです。

昨年末に消費者庁が作成した「メニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について(案)」の中では、このような表示方法は景品表示法(優良誤認表示)に違反するとあります。

確かに私は勘違いをしていたので、優良誤認かもしれません。
ただ、私にとって「鮭」が「ニジマス」より優良かどうかは、ちょっとひっかかるところです。

以下、ご参考までに抜粋。

 Q 飲食店のメニューに「サーモントラウト」を「サーモン」と表示しても景品表示法上問題
   ありませんか。
  
 A 問題となります。

  <説明>

 (省略)・・・「サーモントラウト」の標準和名は、「ニジマス」であり、標準和名が「サケ」
  とは異なる魚介類とされています。
  「サーモン」との表示から、一般消費者は、「鮭(サケ)」を使用した料理が提供されると認識
  するものと考えられます。このため、標準和名が「ニジマス」であるにもかかわらず「サーモン」
  と表示することは、実際のものと異なる表示をしていることになります。
  ・・・(省略)・・・景品表示法上問題(優良誤認表示)となります。


(日野 孝次朗)

2014年3月5日水曜日

ひそかな日本酒ブーム

私は日本酒、特に純米吟醸、純米大吟醸が好きで良く購入して家で楽しみます。
日本酒の輸出量もこの10年で2倍になり、海外でもじわりと日本酒ファンが増え始めているようです。

日本国内でも山口県の獺祭(だっさい)はかなり有名になり、なかなか手に入らなくなりつつあります。フランスでの評価も高いようで、高級店にワインと共に置かれています。

日本の酒蔵は1600強あるそうです。結構あるなあという印象がありますが、戦時中の昭和15年頃は7000近くありましたが、年々減少しています。ここ10年では600の蔵がなくなっています。

お酒は嗜好品ですから好みがあると思いますが、自分の好みに合う一本に巡り会ったときの嬉しさはかなりのもので、この旨さを誰かに伝えたいという思いにかき立てられます。

この10年近く、自分の味覚の基準となるお酒は新潟県の「目黒五郎助」(純米大吟醸)です。香り良く、水のようにさらさらでありながら、きっちりとした味。

良い酒はしらふの時に飲めという私の日本酒の師匠から教わり、きちんと守っています。
要は、酔うと何でも良くなるからです(笑)

(小峰 望)

2014年1月22日水曜日

杭州~上海

 17日から20日まで、駆け足でしたが中国の杭州から上海に出張してきました。
今回は、中小企業家同友会のメンバーも一緒で、それぞれの地域で活動している会社さんなどを訪問するという内容でした。

 中国の大気汚染がひどいのはもう常識なので、ある程度覚悟して行ったのですが、杭州も上海も目の前も見えないというほどのことはありませんでした。地元の方も今日はスモッグが出ていなくてきれいというくらいです。でも、日本人の感覚からすればちょっと敬遠したくなります。

 杭州から上海への移動には、高速鉄道を利用しました。乗車したCRH3という車両はドイツのシーメンスの技術がベースとなっています。車内はきれいですし、揺れもそれほどなくて快適でした。ただ、いつ洗車したんだろうと思うほどの外装の汚れが気になりました。車体や窓が汚れていてもそれはサービスではないからいいという考えのようです。

 汚染も新幹線も、出国前にいろいろな方からご心配いただいたのですが、なんとか無事に戻ってきました。

 環境技術や気配りのできるサービスという点では、中国にはまだまだ大きなニーズが眠っているように感じました。


(今村 正典)

2014年1月15日水曜日

PM2.5

 今週末から中国に出張する予定なのですが、訪問先の会社の担当者の方がオフィスから撮影した外の景色をメールで送ってくれました。

 窓の外はまるで霧がかかったように真っ白で、ほとんど視界がきかないような感じです。それでも天気は晴れで、話によれば空には白くぼんやりした太陽がうっすらと見えているのだそうです。

 ただ、この汚染も風向きによってかなり変わるようで、同じ窓から撮った写真には比較的はっきりと外の景色が見える日の写真もありました。

 ニュースなどでも話題になっていますが、中国の公害はかなり深刻なものとなっています。それは過去に公害被害を体験し、克服してきた日本の技術を生かすチャンスにもなるかもしれません。

(今村 正典)

2013年12月4日水曜日

デトロイトは他山の石

 米連法破産裁判所が、昨日ミシガン州のデトロイト市に対して連邦破産法9条の適用を認める判断をしました。これで、デトロイト市の負債については整理がすすみ、少しずつ良い方向に向かうのではないかと思います。

 1980年代までは自動車産業の街として発展してきましたが、日本の自動車メーカーの進出に押されるなどした結果、自動車産業の衰退とともに経済が低迷し債務が膨らみ、人口も減少していきました。

 アメリカの自動車産業は近年大きく復活してきましたが、すでに自動車関連産業がそれほど残っていないデトロイト市は、その恩恵に浴することができませんでした。

 治安やインフラを維持するコストも削られたことによって、市内の街灯の4割が消え、警察が通報を受けてから警察官が現場に到着するまでの平均時間も58分となって、全米でも最も治安の悪い街のひとつになってしまいました。

 デトロイトが破綻した大きな理由は自動車産業の低迷による産業と人口の流出なのですが、この日本も長期的には産業の空洞化と人口減少がすすみつつありますし、債務も大きく膨らみ続けています。なんとなく似た道を歩んでいるような不安を感じないでもありません。

 中小企業が力をつけて、海外と直接わたりあえるようになることで、これからの日本の展望が大きく開くだろうなあと、思っています。



2013年11月27日水曜日

秋の中津川にて

神奈川県内を流れる中津川は秋が深まりつつあります。

最近はじめたフィッシングを中津川で楽しむことが増えました。



川には山女も放流されているそうですが今は禁漁期間です。

よって、一人で管理釣り場へ行きますが、ここは中津川の一部を区画した釣り場です。



ヘタな私ごときのために、わざわざ釣られてくれた魚達。

思いのほか大物だったのでパチリ。



これもトム師匠のてほどきのおかげでしょう。

30センチクラスが2匹釣れました。



私は魚達のデザインが好きです。

微妙な色合いと、かわいいお魚の顔に妙に心ひかれます。



ブルックトラウト?(大)とニジマス(小)→
















こちら35センチのニジマス。→

ほかのと大きさがぜんぜん違います。



身はピンク色で普通のニジマスと味が違います。

ドナルドソンとか言うタイプかもしれません。

油がのっていておいしいです。



ひの

2013年11月25日月曜日

アジア経営者ビジネスサミット

 昨日、東京で行われたアジア経営者連合主催のアジア経営者ビジネスサミットにお
客様を通じてご招待をいただいたので、参加してきました。

 特に、日本と中国、韓国の間が政治的に冷え込む中にあって、私たち民間がいかに
これらの国々とパートナーとしてやっていけばいいのかというテーマの対談は、興味
深いものがありました。

 ソフトブレーンを創業された、宋文洲氏の「尖閣問題で冷え込んでいるなんて、単
なる言い訳です。」という言葉も印象的でした。

 夕方から、中国セッションに参加しましたが、ここでも中国の駐日公使の呂氏が、
言葉を非常に選んでいましたが、日本と中国は極めて重要なパートナーで、今後もそ
れが崩れてしまうようなことはないと、とても熱く語っていました。

 サミット前日の16日に今回来日した中国側の皆さんともお会いしましたが、呂公
使以上に、日本ともっともっとビジネスをしていきたいという思いも伝わってきまし
た。

 これから、日本とアジアはもっともっと熱くなりそうです。

いまむら

2013年11月21日木曜日

コミュニティカフェ 海外進出はじめの一歩 第二回

昨日、夏に開催した、国際イメージコンサルタントの山木由美子さんの第二回目のセミナーを行いました。今回は、「自分で勝負!! ノンバーバルコミュニケーションがあなたの第一印象を決める」というタイトルで、自分自身の立ち居振る舞いが相手からどのように見えるのかという点から、自分自身を振り返ってみるという内容でした。

参加された方同士のワークや、実際に前に立ってお話をしてみるなどとても楽しいセミナーでした。自分が一分ほどのスピーチをしている姿をビデオ撮影して、それを見ながら参加された方や山木さんからアドバイスをもらうというワークもありました。自分の姿を自分で見るのはちょっとイタかったですが、スポーツの練習と同じでビデオ画像を見ながらアドバイスをもらうのは、自分の欠点が客観的によく見えてとてもよかったですし、練習することも大切だということに今更ながら気付きました。


私自身もセミナーなどをさせていただくことが時々ありますので、今回のアドバイスをしっかり身につけて、生かしていこうと思います。

2013年11月13日水曜日

四面楚歌のあと

タレントで元プロ野球選手の坂東英二さんが脱税疑惑で謝罪している
ニュースがありました。

テレビや広告で幅広く目に付く活躍ぶりでしたが、国税庁の広報PRに
出ていたこともあってか、今回の謝罪会見では世間の風当たりはかなり
強いようです。まさに四面楚歌。

四面楚歌といえば紀元前202年頃の中国の話です。
楚の項羽は生まれ故郷である楚の兵を引き連れ、覇権をめぐって漢の
劉邦と戦い、一時は天下を支配しましたが、最後は垓下という所で敗れ
て包囲されました。

夜になると取り囲む敵軍の中から、故郷で謡われた楚の歌が風にのって
聞こえてきました。
味方であったはずの楚人も大勢が敵にまわり、敵軍として項羽を包囲
しているのです。これが四面楚歌。味方でさえ敵になった状態です。

項羽は包囲を破ってなお戦いますが、最後は自ら首をはねて死にました。
恩賞目当てにと項羽の遺体が取り合いになり、5つに分かれた遺体の
一部を持っていた者がそれぞれ褒美を受けたと言います。

さて、坂東さんは四面楚歌から無事脱出することができるのでしょうか。
みのもんたさんもそうですが、タレント稼業は大変ですね。

2013年11月6日水曜日

年甲斐もなく

最近になって「釣り」という遊びに関心が高まっていまして、隣席のトム師匠から教えてもらいながらルアーやテンカラのセットをひととおり用意して、たまに水辺へ足を運んではマスなどを釣るようになりました。


「釣り」のどこが良いのか?と、よく思うのですが、おそらく子どもの頃に野山で遊び足りていないのだと思います。


魚を釣りたいというよりは、いろんな魚に出会いたいという気分でして、釣って持ち帰りたいという気持ちではないのです。


なので先日は近所の相模川に行きまして、釣り人の影も無いようなところに竿をいれます。釣りというよりは淡水生物の調査みたいなもので、気分としてはサカナ君に近いと思います。


住宅地のすぐそばの川でも、ヨシノボリ、オイカワ、アブラハヤ、そして害魚とされるブラックバスなどが泳いでいます。


ただの臭い川かと思っていたのですが、秋の丹沢山地の眺めが良いし、野鳥や正体不明の小動物が茂みに見え隠れして、年甲斐も無くワクワクしておりました。


ひの

2013年11月1日金曜日

コミュニティカフェ 海外進出はじめの一歩 第2回 オープンセミナー 参加者募集!

「ごあんない」

海外との取引や進出などに興味のある皆さんでつくっている「海外進出はじめの一歩」というグループで11月20日、セミナーを行います。

前回のセミナーがあまりに楽しくて、メンバーだけでお話を聞くのでは、あまりにもったいないような気がしましたので、ご案内させていただくことにしました。

今回は、国際イメージコンサルタントとして、経営者や投資家、アーチストなど数多くの方の戦略的イメージブランディングをてがけていらっしゃる山木由美子さんに「ノンバーバルコミュニケーションがあなたの第一印象を決める」というテーマでお話いただきます。

お話しだけではなく、ワークも取り入れられていいて、とても楽しい時間になると思います。

「人の第一印象を決めるものは、ノンバーバルコミュニケーションと呼ばれる


①外見(顔、髪型、服装、靴、カバン、アクセサリー)

②立ち振る舞い(姿勢、歩き方、座り方、お辞儀、しぐさなど)

③表情 (目、口角、視線、手)

④話し方(スピード、明瞭さ、大きさ、トーン)がほとんどです。


グローバルに自分を発信するために、効果的な振る舞い・表情・ジェスチャーは何か?世界に通用するマナーとは?
ワークをはさみながら、皆さんに必要かつ有効なイメージアップ術をお伝えいたします。」


日時は、以下のとおりです。


日時;平成25年11月20日(水) 午後6時30分~8時30分
場所:ユニコムプラザさがみはら ミーティングルーム4
(小田急線 相模大野駅北口徒歩1分)
相模原市南区相模大野3-3-1 bono相模大野 サウスモール3F
参加費:お一人、 3,000円 (懇親会費は別途実費) 定員:25名
主催:コミュニティカフェ 海外進出はじめの一歩
連絡先:相模原市南区相模大野8-2-1 第一島ビル4階
042-701-3010(株式会社 のぞみ総研内 担当 今村)

詳しくは添付のファイルをご覧ください。

http://nozomi-soken.jp/souko/20131120.doc

2013年10月30日水曜日

氏素姓が知れない

氏素姓という言葉があります。
現代でも「あいつは氏素姓が知れない。」と言えば、生い立ちや背景が不透明な人、つまり「あやしい人」という意味にもなります。

本来、「素姓(すじょう)」は「素の姓」という意味で、「姓」は古代においては「カバネ」と読み、家柄ごとに与えられた役割を意味していました。

たとえば「臣(おみ)」という姓は王家と並ぶ有力豪族の家に、「連(むらじ)」は王家に隷属する有力部族に与えられ、そのほかに「伴造(とものみやつこ)」や「国造(くにのみやつこ)」もあります。

一方で、有力部族の家の名前として「氏」があります。
「蘇我氏」「物部氏」などもそうで、「蘇我臣」「物部連」などと表記していたりします。

平安時代には源氏、平氏、藤原氏、橘氏の四氏が源平藤橘(げんぺいとうきつ)と言われて有力で、坂上、菅原、大江、清原、小野なども有名です。

中世においては、これら「姓」や「氏」によって家柄が明らかになるわけで、もし「姓」も「氏」もわからない人がいれば、その人は貴族には無関係の一般人、つまり「氏素姓のわからないやつ」と思われたりしたわけです。

しかし、貴族も子孫が増えて同じ氏素姓の人がたくさんいては識別に困ります。
そこで、その人の家の特徴で区別するようになります。

たとえば、源氏の子孫が新田を開発して「新田(にった)」、「平氏の子孫が北条という土地に住んだから北条」、藤原氏の子孫が佐渡の守になったから「佐藤」、といった具合で、本来の姓とは別の名を使うようになってゆきますが、これを「苗字」と言い、もとの姓(素姓)については「本姓」と言いました。

戦国武将も、織田信長の本姓は桓武平氏だとか、徳川家康の本姓は清和源氏だ、といったことに気を使っていました。
なので、朝廷の儀式において家康は「徳川」を名乗らず「源家康」を名乗りました。

豊臣秀吉の場合は、まさに「氏素姓が知れない」人だったので、藤原氏である近衛前久の養子となった後で独自の氏を創設しました。
秀吉は「羽柴」を捨てて「豊臣」に氏を変えたのではなく、羽柴という苗字を持ちながら、同時に豊臣という氏を持ったわけです。

このとおり、日本人は古代から現代に至るまで、氏素姓について誠にやかましかったようであります。

ひの

正直のコスト

有名ホテルのレストランで食材の偽装があったとかで話題になっています。

高級でうまい料理を安い価格で提供しろ!と上から言われても、現場にとっては無理な話で、そのしわよせで「工夫」と言う名の「偽装」に発展してしまう現象は飲食業界全体で起こりうることなのでしょう。

日常、私達は言葉のイメージで食欲の刺激を受けているようです。
たとえば、

「フランス産トリュフと白舞茸の蒸しコンソメスープロワイヤル仕立て」

「鱸のポアレ 高知県の完熟トマト蜂蜜風味のシャンパンクリームソース 海草と長野県産濃緑ほうれん草のソテー添え」

ただの「スープと焼き魚」じゃだめなのですね。
フランス関係の言葉と「完熟」とか「濃緑」などあいまいな言葉を加えると高級感が出るようです。

食肉の販売では、よく「但馬牛」とか「飛騨牛」など、古い国名を充てると高級感が出てきます。
「原産地厚木」「練馬牛」などと表記するよりも「相模牛」とか「武蔵牛」と言われた方が、なんとなく高級です。

お昼のランチでも、ただの「焼き魚定食」よりは、「しまほっけのゆう庵焼き定食」とか「つぼ鯛の塩麹みりん漬け炭火焼き定食」の方が高級感ありです。

が、なんとなくうさんくさい気もします。
もしこれらが少しでもウソっぱちだったとしたら、心情的には到底許す気になれません。

広告において華麗な言葉をたくさん並べれば並べるほど、事業者はその言葉に縛られ、負担は増えます。
これを「正直のコスト」とでも言いましょうか。

ひの

コンテンツの世界

 先週、お客様と一緒にお台場のホテルで開催されていた
「Japan Content Showcase2013」
に行ってきました。

アニメやドラマ、映画など日本のコンテンツ産業の関係者が数多く出展していて、とても興味深いものでしたが、基本的には海外を意識したもので、日本で行われている展示会なのに、多くのパネル類が英語だったりオフィシャルのガイドブックが英語で書かれていたりしていました。なので、来場者のほとんどが外国人。

 かくいう私たちも、東南アジアの会社さんと、お客様のいろいろなコンテンツを海外で展開するための商談を行いました。

 今回は、事前に英語の資料を作成していきましたが、やはり先方にはこの資料が良かったようで、この資料を元にいろいろなお話をすることができました。

 日本の企業であっても、やはり海外を視野に入れるのであればせめて英文の資料は必要なのだということを改めて実感しました。

いまむら

2013年10月23日水曜日

土下座

店員に土下座をさせた客が強要罪で逮捕されたというニュースが話題になっていました。

不良品の代金を返金させただけでは満足できず、さらに様々な方法の謝罪を要求する人がいるのですね。

このニュースに対する反応として、土下座を要求しただけで逮捕されるのか?
という疑問があるかもしれません。

刑法第223条
生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行
を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の
懲役に処する。

これは刑法の強要罪の条文ですが、単に謝罪を要求しただけで強要罪に問われるのではなく、「脅迫又は暴行」、そして「人に義務の無いことを行わせ・・・」が成立した場合に強要罪となります。

口頭で謝罪しただけでは気が済まず、土下座までさせる必要まであったのか。
土下座までさせる程のことではない場合に、脅迫して土下座を強要した時点で強要罪となるわけです。

たとえば、「土下座しないなら○○してやるぞ!」と言ったような場合です。

土下座という謝罪方法は日本の古い慣習によるものかもしれませんが、通常一般的に行われないからこそ土下座の価値があるのでしょう。
そうであれば、商品の返品くらいのことで土下座を要求するのは度を越していると考えられます。

土下座というのは謝罪する本人が自発的に行うことであって要求することではないと私は思います。
そもそも土下座という手法自体がどれほどの効果があるものか。

ある調査によれば、土下座によって謝罪を受けた人の印象としては、「うさんくさい」「誠意を感じなかった。」など否定的な印象を持った人の方が多かったそうです。

ひの

2013年10月16日水曜日

週刊誌で見る時代の常識

街中で時間が空いたとき、私が目指すのはたいてい古本屋です。
105円で売っている安い本と、もうひとつは昔の雑誌が目当てです。

昔といっても戦時中以前のものを探します。
昭和20年を境に日本人の価値観がどのように変わったかを感じるには、週刊誌がちょうどよいのです。

たとえば昭和13年頃から終戦にかけて内閣情報局が写真週報という週刊誌を発行しています。
創刊号の最初の項目は「見よ試練の日本・銃後の力」とあり、国民の戦意高揚を目的としていますが、アサヒグラフが数万部の発行部数だった時代に20万部が「販売」されていたそうです。

現代人から全面否定されている社会思想を写真とともに週刊誌で読んでみると、なんとも不思議な感覚に襲われます。
当時の人はこれを当然と思って読んでいたわけでしょうが、自分も読んでいるうちにだんだんと「そんな気分」になってゆくのです。

人は自分がたまたま見たものを「常識」として受け止めてしまうのでしょうか。
だとすれば現代人の常識も頼りないものです。

それでもやはり、文章表現にひっかかるものが多数あります。
私には理解しがたい「論理の飛躍」や「定義の省略」があるのですが、それはこの時代における執筆上の制約、又は遠慮というものなのでしょうか。

終戦期に近づくにしたがって微妙に、しかし明らかに切迫感がにじみでてきます。
ご興味のある方は以下をご覧ください。
いずれNHKの朝ドラの時代とかぶってくるはずです。

http://www.jacar.go.jp/shuhou/shiryo.html

これを作っていた人たちがどんな気分でつくり、どんなことでご苦労されていたのか。
そんなことを想像するのも、歴史好きの趣味のひとつなのです。

ひの

台風26号

 10年に一度という台風が来るということで、昨晩から首都圏では大きな騒ぎにな
りました。今朝も、小田急線が運休していて都心に出られないでいます。ちょっとし
た自然災害でも大きな影響を受けるのが、都市の弱いところです。

 ただ、最近台風の勢力が大きくなっているような気がしています。今回の台風26
号も大きな勢力を保って首都圏に近づいてきましたが、先週猛烈な強さで奄美諸島や
沖縄を襲った台風24号は、鹿児島県の与論町で風速53.5メートルを記録しました。

 屋根が飛んだ家屋は数百棟、木造家屋が倒壊したり、鉄筋コンクリートの建物でも
一部損壊したりするなど大きな被害がありました。このあたりは以前から台風銀座と
呼ばれる地域で、台風には慣れているのですが、昨年、今年と甚大な被害が出るよう
な台風に襲われることが多くなって、地元の人ですら、「台風はとても怖い」という言
葉が出るようになってしまいました。

 数年前に海洋研究開発機構のスーパーコンピューター「地球シミュレーター」で計
算したところ、地球温暖化が進むと台風が大型化するという結果が出ています。今後、
首都圏にもこれまでに経験したことのないような台風が来ることになるのかもしれま
せん。

2013年10月9日水曜日

高台移転と森の学校

 10月5日から6日にかけて、宮城県の東松島市にある野蒜地区を訪問しました。
東日本大震災で大きな被害を受けた地域です。震災半年後に、野蒜地区を訪れたとき
にはあまりの状況に言葉が出ませんでした。今回はその時以来の訪問です。

 野蒜地区は地区全体で高台移転を決め、現在は移転のための大規模な造成工事が進
んでいます。開発面積は約90ヘクタール、だいたい東京ディズニーランドとディズ
ニーシーを合わせたくらいの広さに、562戸の住宅と学校や行政機関などが建設さ
れます。

小学校ができる予定地の裏山に登ると赤土がむき出しのなった造成地の向こう側に
海が見えます。

 野蒜地区を中心に活動している児童擁護施設支援の会の高橋雄吾代表からお話を伺
うと、この小学校が完成するのはまだまだ先の話。今年の二年生が卒業するまでに新
しい学校に通うのは難しく、仮設住宅のある場所でそれぞれバラバラに小学校生活を
送らなければならないのだそうです。

 このままでは子ども達から地域への愛着が失われてしまうという危機感もあり、子
ども達により地域を身近に感じてもらう取り組みも行われています。それがC.W.ニコ
ルさんのアファンの森財団と東松島市がすすめている「森の学校」プロジェクトです。

 小学校予定地の裏山を整備して、子ども達が自然に親しむことのできる場、地域の
方々が地区の復興状況を確認できる場をつくっています。既にツリーハウスも完成し、
今後、学校からツリーハウスへの山道なども整備していくことになっているそうです。

 私も草刈機などを使って学校の裏山を切り開く手伝いもしてみましたが、現金なも
ので、たいしたことはしていないのに、なんだかこの地域に愛着がわいてきました。

 この地域のこれからの復興にも関心を持ち続けていこうと思います。

2013年10月2日水曜日

ひのえうま

昨日、経営者の仲間の皆さんとお話をしていたところ、私の同級生になる1966
年生まれの社長がずいぶん多いことが話題になりました。もちろん、友人としてお付
き合いしている方々なので、似たような年代があつまるということはありますが、あ
の人もこの人もと、経営者ばかりで他の世代にくらべて割合が多くないか? という
ことになりました。

 日本の人口ピラミッドをよく見ると、ちょうど47歳あたりのところだけが凹んで
いることに気付くと思います。これが、1966年ひのえうまの年です。
 浄瑠璃の「八百やお七」で江戸に放火した「お七」が丙午生まれとされたことや、
その後の夏目漱石の小説など、いろいろな迷信があって、この年は子どもを産むこと
を控えた人が多く、結果的にこの年だけは前年に比べて極端に出生率が低くなりまし
た。

 飲みながらの話ですから、あまり根拠があるわけでもないのですが、同級生の経営
者が多いわけを考えてみたところ、迷信とはいえ社会でみんなが子どもを産むのを控
える中で、あえてこの年に子どもを産むのは、決して保守的な家ではなく「リベラル」
な家だったのではないかということになりました。

 そのような家で教育されて育ったせいで既存の枠組からははみでてしまうような性
格になってしまったのかもしれません。話をしてみると、互いに思い当たるフシもあ
り、最後には「まあ、そんなことだからみんな経営者になってるんだよね。」と、単な
る酔っ払いの与太話になってしまったのでした。

 ただ、少子化が進むなかで、1990年に合計特殊出生率が1.57となり丙午の
1966年の1.58を下回り、政府がようやく少子化の深刻さに気付くきっかけと
なりました。その後も出生率は多少の増減はありつつも、下がり続けています。

 次の丙午は2026年。迷信は払拭されているでしょうけれど、この時代には少子
化に歯止めがかかっているのでしょうか?

いまむら