2012年10月16日火曜日

真珠の耳飾りの少女(のぞみ総研メルマガ2012.8.29コラムより)

現在、東京都美術館でマウリッツハイス美術館オランダフランドル絵画の
至宝展が行われています。
メインはヨハネス・フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」です。

私はこの少女に出会って絵画芸術にのめり込んでいきました。フェルメール
の作品が来日するたびに必ず会いに行きます。
事務所にはフェルメール作「小路」の複製作品を飾り、また、この「真珠の
耳飾りの少女」のブックカバーを使用しているくらいの大ファンです。

いつ頃が比較的空いているかを調べ、金曜日の18:30過ぎだという情報を得て
先日会いに行ってきました。他の絵画は後回しにして真っ先に最上階の展示室
に行き、15分くらい列に並び、僅か数秒の独占しかできませんでしたが、
とんでもなく感動しました・・・。涙が出そうになりました。震えました。

思い続けて20年目にして初めて本物に出会えたのです。何度も絵画集でこの
作品を見てきました。ブックカバーも毎日のように見ています。しかし、
本物の絵が持つ力というかオーラに呆然としてしまいました・・・。

正直、この絵画展に行こうか迷っていました。どうせならいつかオランダに
渡り、マウリッツハイス美術館で会うというのを目標にしよう、そのために
もっともっと成長・成功することをモチベーションにしようかとも思って
いました。しかし、どうしても我慢できず飛んでいきました。

芸術鑑賞は必ず1人で行きます。他人に気を使わず1人で自分のペースで
鑑賞したいからです。
1人感極まっている中年男性を周囲はどう感じたのでしょうかね(笑)


(小峰 望)