2011年3月31日木曜日

震災対策関連法務リンク集

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◎政府関連

 首相官邸災害対策ページ
  日本政府による震災対策情報を総合的に掲載されています。
 首相官邸ツイッター
  ツイッターで政府からの最新情報を随時発信しています。
  http://twitter.com/kantei_saigai

  e-GOV(電子政府総合窓口)災害関連情報リンク集
  http://www.e-gov.go.jp/link/disaster.html

 適用すべき措置の指定に関する政令
  地震による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき
  措置の指定に関する政令について
  http://www.bousai.go.jp/oshirase/h23/110313-2kisya.pdf

 災害救助法適用区域(厚労省) 
  災害救助法等に基づく行政上の特別措置が適用される区域を掲載しています。
  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014i00-img/2r98520000014i1h.pdf

   被災者のための震災行政相談専用フリーダイヤル(総務省)
 どんな支援策があるのか知りたい、困っていることがあるが、どこに相談
  たらよいか分からない、こうしてほしいなど
 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/42547.html

 東日本大震災関連情報(中小企業庁)
 震災の影響を受けた全国の中小企業者の皆さんからの相談を受け付けています。
 http://www.chusho.meti.go.jp/earthquake2011/index.html 

 激甚災害の指定及び被災中小企業対策(中小企業庁)
 今回の災害は、被害の全容が未だ明らかではなく、一方でその拡大も予断を
 許さないことから、措置の対象は「全国」とします。
 http://www.chusho.meti.go.jp/earthquake2011/110313TohokuGekijinShitei.htm
 
 許認可等の有効期間の延長、期限内に履行されなかった
 届出等の義務の一定期間の猶予(総務省)
 http://www.soumu.go.jp/main_content/000107478.pdf
 
 寄付金及び義援金の受入口座一覧について
 寄附金・義援金は「ふるさと寄付金」として、所得税と個人住民税の控除が受けられます。
 http://www.kantei.go.jp/saigai/note.html#work

 赤い羽根共同募金
 http://www.akaihane.or.jp/er/index.html


◎厚労省関連

 厚労省地震関連情報
  厚労省関係の震災関係情報を掲載しています。
  http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014ih5.html

  ※企業法人の方へ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000155ks.html

   計画停電が実施される場合の労働基準法第26条の取扱いについて
   http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001517c.html

   地震被害に伴う経済上の理由により事業活動が縮小した場合に
   雇用調整助成金が利用できます
   http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/a09-1.html

  地震に伴う労働基準法等に関するQ&A(第1版)
    http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015xei.html

 雇用保険の特例措置に関するQ&A
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014uzs-img/2r98520000017euz.pdf

 年金受給者に係る現況届等の提出期限の延長
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000017esy.html

 被害を受けた派遣労働者への配慮について要請
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016av1.html

 原発の影響をふまえた激甚災害法の雇用保険の特例措置
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016n92-img/2r98520000016s6m.pdf
 
 厚生年金保険料等の納期限の延長等の措置について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000168il.html

 労働保険料等の納期限の延長等の措置について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000162vu.html

 短時間労働者均衡待遇推進等助成金の支給申請時の期限の取扱い
 http://www.jiwe.or.jp/part/pdf/110322/20110318_tirashi.pdf
 
 未払賃金の立替払事業の運営について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015rt9-img/2r9852000001607y.pdf


◎国交省関連
 
 国交省告示
 行政手続に関する法定期限や有効期限等の延長措置について掲載しています 
 http://www.mlit.go.jp/common/000138442.pdf

 災害の被害者に係る許可等の有効期間の延長について
 http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo04_hh_000043.html

 抹消登録申請時の特例的取扱について
 http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha06_hh_000015.html


◎財務・金融・日銀・税務関連

 財務省東北地方太平洋沖地震関連情報
 http://www.mof.go.jp/20110311tohoku_jisin/index.htm

 日本銀行東北地方太平洋沖地震関連情報
 http://www.boj.or.jp/about/bcp/saigai20110311.htm/
 
 金融庁東北地方太平洋沖地震関連情報
 http://www.fsa.go.jp/ordinary/earthquake201103.html

 多大な被害を受けた地域における申告・納付等の期限の延長(税関)
 http://www.customs.go.jp/news/news/20110312_index.htm

 納税地を所轄する税務署管轄外に避難されている方へのお知らせ(国税庁)
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/kankatu_gai/index.htm

 義援金に関する税務上の取扱いFAQ(国税庁)
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/gienkin/gien_faq.pdf

 本人確認できる書類がない場合でも、氏名、住所、生年月日で
 銀行口座の開設などができる特例措置(金融庁)
 http://www.fsa.go.jp/news/22/sonota/20110325-2.html

 有価証券報告書等の提出期限に係る特例措置について(金融庁)
 http://www.fsa.go.jp/ordinary/earthquake201103/20110331-3.html

 東日本大震災関連の国税庁からのお知らせ
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/zeimusho_jokyo.htm

 酒類を輸出する酒類業者の皆様へ(国税庁 4/11)
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/sake/index.htm
 
 災害に関する法人税、消費税及び源泉所得税の取扱いFAQ(国税庁 4/8)
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/pdf/hojin_shohi_gensenshotokuFAQ.pdf

 災害に関する相続税及び贈与の取扱いFAQ(国税庁 4/8)
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/pdf/sozoku_zoyoFAQ.pdf

 東日本大震災関連の国税庁からのお知らせ(国税庁)
 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/zeimusho_jokyo.htm


◎法務省関連

 被災地域にいたご家族が無事出国しているか照会に応じています
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisai0001.html

 法務局・地方法務局の業務等への影響について
 被災地域の法務局の業務状況に関する情報を掲載しています。
  http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/saigai0003.html

 定時株主総会の開催時期について
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/saigai0011.html

 定時株主総会の開催時期に関する定款の定めについて
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/saigai0012.html

 地震により権利証(登記済証・登記識別情報通知書)を紛失した場合について
 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00058.html

 東北地方太平洋沖地震災害に関する入国管理局からのお知らせ
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisai0001.html

 東北地方太平洋沖地震により滅失した戸籍の再製について
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/saigai0010.html

 災害復旧における境界標識の保存について
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/saigai0008.html

 計画停電に伴う登記情報システム等の運用について
 http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/saigai0007.html



◎地方自治体関連

 運転免許証の有効期間等の延長の措置について(警察庁)
 http://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/traffic/extension.pdf

 被災地支援に関する各都道府県ホームページ
 http://www.kantei.go.jp/saigai/sien.html

  東京都の計画停電による業務等の変更
 東京都庁の計画停電による業務開庁時間等に関する情報を掲載しています。
 http://www.metro.tokyo.jp/SUB/EQ2011/keiden.htm
 
 中小企業者に対する「災害復旧資金融資」について(東京都)
 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3fa00.htm

 災害に関する金融及び経営特別相談窓口」設置(東京都)
 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3f700.htm
 
  神奈川県の計画停電に伴う県施設・業務等の対応 
 神奈川県庁など行政の開庁時間等に関する情報を掲載しています。
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f100555/

  神奈川県県内市町村の震災関連情報は
 神奈川県内の市区町村の震災関連情報のリンク集です。
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160259/

 神奈川県による金融支援のご案内
 http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/160757.pdf

 震災対策特別資金創設(横浜市経済観光局金融課)
 横浜市の中小企業への金融融資
 http://www.city.yokohama.jp/me/keizai/happyou/h22/pdf/230329happyou.pdf


◎司法機関
 
 「東北地方太平洋沖地震に関して」(裁判所)
 http://www.courts.go.jp/about/bousai/index.html


◎その他

 信号機が滅灯している場合の道路における通行について
 http://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/traffic/mettou.pdf
 
 本人確認が困難な場合の携帯電話契約の本人確認方法の特例
 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_01000021.html

 放送受信料免除について(NHK)
 https://pid.nhk.or.jp/jushinryo/touhokukantou.html

   地震に伴う法律問題Q&A(近畿弁護士会)
 http://www.shojihomu.co.jp/0708qa/0708qa.html

 Q&A災害時の法律実務ハンドブック(新日本法規出版株式会社)
 http://www.sn-hoki.co.jp/shop/zmsrc/qa50593/mokuji.htm
 
 中小企業のための防災・事業継続の手引き
 http://www.tokyo-cci.or.jp/bunkyo/bcptebiki.pdf

 事業継続ガイドライン 第一版
 ― わが国企業の減災と災害対応の向上のために ―

 http://www.bousai.go.jp/MinkanToShijyou/guideline01.pdf



◎関係法令

 ◎特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律

 ◎災害救助法


今思うこと

<ISO26000>が注目される。
今回の震災が日本社会の根幹を揺さぶり、これまで遠くに見えたいた課題が目前に迫っている。
発想の転換期だとすれば今なにをすべきか。

そういう話になりまして、我が事務所では<ISO26000>を実際にやってみようということになりました。
いったいどこまでできるのかわかりません。
今はただ、「やってみようと」と思っているだけです。
まずはISOを理解するところからはじめようと思います。

もし後日、このカテゴリが消滅していたら、それは「あきらめた」ということです。
さてどうなるやら。

ちなみに私(日野)は、ISOの文章を一通り読んだことがありますが、その真髄を理解しているわけではありませんし、これまで多忙を理由に真剣に考えたことがありませんでした。
すなわち、これからいったいどのように進めてゆけばよいのかもわかっていません。

そういう現実を認識したうえで、今後進めてゆこうと思います。

2011年3月30日水曜日

震災関連法務情報

いつの間にか「東北地方太平洋沖地震」となっている今回の
震災に関連して、行政や司法関係の特別措置が出てきています。
 特別措置の内容はおおよそ次の3種に分類されます。
 ①被災者や企業等に対する支援措置
 ②手続期限や有効期間の延長措置
 ③震災に関連する法規の解釈基準の策定
 このうち、<②手続期限や有効期間の延長措置>については、
特別措置法に基づく政令によって、特定被災区域における都道
府県等が一定の範囲で特別な措置を取ることになります。
 弊社では、これらの法務情報を総合的にまとめて以下のサイト
に掲載しておりますのでお知らせいたします。
 ※震災対策関連法務リンク集
 http://nozomi-soken.blogspot.com/2011/03/blog-post_30.html

2011年3月29日火曜日

瓦礫の海

先日、お世話になっているライターの方が来訪され、東北の被災地を取材されたとのことでした。

現場の様子がよく伝わって来る、とても興味深い内容でしたので、その取材の内容をまとめたコンテンツを以下にお知らせします。

各ページのつづきを見るときは、このリンクからたどってください。

瓦礫の海(1) 閖上の被災現場をたずねて

瓦礫の海(2) 閖上の被災現場をたずねて

瓦礫の海(3) 閖上の被災現場をたずねて

瓦礫の海(4) 閖上の被災現場をたずねて

瓦礫の海(5) 閖上の被災現場をたずねて

瓦礫の海(最終) 閖上の被災現場をたずねて

hino

2011年3月28日月曜日

インターネット販売等で美術品の画像を掲載する方法

これまでなら公衆送信権侵害になっていたところ、美術品の販売のために必要な一定の限度で美術品等の複製及び公衆送信が合法となりました。
他人が著作権を保有する絵画や写真等を販売する商売においては重要と思われます。

事業主向けお役立ち情報

労働局が事業者向けにまとめた労務管理情報です。
http://www.roudoukyoku.go.jp/entrepreneur/index.html (東京労働局)

労働問題Q&A

労働法に関するQアンドAのデータベースです。

http://www.jil.go.jp/kikaku-qa/ (独立行政法人労働政策研究・研修機構)

法令データ提供システム

日本の法律や規則等が全て検索できます。

http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi (総務省)

特許電子図書館

特許・商標・意匠登録の情報がインターネット上で検索できます。

特別な手続は不要で閲覧できますが、操作方法には少しクセがあります。

http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl (特許電子図書館)

荒井さんのテンカラ釣りとの出会い その1~テンカラ釣りとはどのような釣法か(前編)

 テンカラ釣りは、日本の山の民が伝承してきた日本古来の毛鉤釣りである。
 この仕掛けは至って単純である。
 竿は個々の渓流にあったもので、その辺の竹藪から切り出した三メートル前後の竹で十分である。
 道糸は「馬素」と言う馬の尻尾を編み込んだもの。
 先糸は蚕の繭から紡いだ絹の糸。
 毛鉤はFFのように精巧なものではなく、胴に蓑を巻き首羽を巻いただけの粗雑極まりない代物である。

 釣り方は、目的位置に向かってただ振り込むだけ、古にはそれだけで渓流の王であり、繊細で獰猛な「岩魚」がいくらでも釣れた、しかし岩魚の生態系を崩すような乱獲は一切しなかった。
 この釣法は、そんな山の民が細々と子孫に伝承したものである。

  僕がテンカラ釣りに出会ったのは、昭和六〇年の春だった。
 それまでの僕の渓流釣りと言えば、餌釣りでしかなかった、中にはFFやル  アーの人も居たが、そんなものに一切興味が無かった。(魚を釣るのにせめ  て餌くらいは提供しなくては、魚に失礼だろう、疑似餌じゃ詐欺だろうと思っていた。)

 ある日、釣り仲間と釣り談議に講じていた時、渓流でFFを専門にやってい  る人が(僕は何時もその人のことを渓流の詐欺師と呼んでいた)、日本にも毛鉤を使ったテンカラ釣りと言う伝承の釣法がある と教えてくれたうえに「テンカラ釣りセット」を僕にくれた。
 その竿は三.三メートルのグラスロッドでかなりの重量があった、当時カーボン製の竿が出始めていた頃で、僕は四,五メートルの軽いカーボン竿を使  用していたので、初めてグラスのテンカラ竿を手にしてその重さと、だらしのないしなり具合に閉口した。

 更に、道糸は馬の尻尾を編んだ馬素で、竿先側は二㎜もある太さで、先糸側でも一㎜程もあるものだった。
 そして、毛鉤もFFと違い粗雑なものだった。
 僕は、「こんな太いラインじゃ岩魚に見切られてしまうだろう」 と正直小馬鹿にしていたが、僕も変なところが頑なで日本固有の伝承の毛鉤釣りと言う言葉が頭の中のどこかに巣くってしまったようで、何とも気になってならないので、春の一日休暇をとって早戸川の管理釣り場に足を運んだ。
 そこは、FFやルアー専門釣り場であるから毛鉤釣りなら権利はあるが、テンカラ釣りなど、誰もやってない(やってないと言うより誰も知らなかった)。

 僕は気恥ずかしいので、人の居ない池を見つけて試してみた。
 確かに毛鉤が  着水するとニジマスは反応するが、毛鉤に食い付かない。
 それでも一日やって一〇数匹を釣り上げた。
 釣れたのは着水と同時に食い付いて来た魚であり、その瞬間の自分の反射神経と合った時にだけ釣り上げられると言う絶妙な間合いに僕は魅せられた。

 その後、数件の本屋に行ってやっとテンカラ釣りの本を手に入れ研究した。
 竿は大きな釣り道具屋に行って、なんとかカーボンの三,三メートルのテンカラ竿を手に入れたが、ラインは何処へ行っても馬素しか売ってない。
 それなら「自分で作ろう」と思い、試行錯誤をしながらも何とかスマートな道糸を作ることが出来た。が、「毛鉤」はそうは問屋が卸してくれなかった。
 一年目は作っては、作っては渓流に行くが、岩魚は全く反応してくれなかっ  た。
 二年目からは、管理釣り場で釣果を試してから渓流に出かけたが、それでも自然の中で逞しく生きる岩魚は全く反応してくれなかった。
 苦心惨憺、試行錯誤を繰り返し、四~五年目には数匹の岩魚を釣るまでになったが、そうなればそうなるで、オールラウンドの毛鉤が欲しくなり、どの  くらいの毛鉤を作ったことだろう(二千本くらいは作ったかな)。  (後編へつづく・・・)                       (トム)

各省庁のリンク集

http://www.kantei.go.jp/jp/link/server_j.html(首相官邸)

月刊プレイグラフ連載中

パチンコ業界でおなじみの「月刊プレイグラフ」で2011年4月号から毎月「法務相談カルテ」と題して身近な法務の話題について連載をはじめました。

主にパチンコ店の現場のためになる内容をお送りします。

弊社スタッフが持ち回りで様々テーマを解説します。

4月号は日野が担当させていただきました。

写真入りですので、少しはずかしいです。

日野孝次朗

2011年3月27日日曜日

被災者の方々へ~「がんばろう」ってどう言う事?

 平成23年3月11日、現世の殆どの人が経験したことのない未曾有の大災害が東日本を蹂躙した、被災者に日本中の人が「ガンバレ」と声を掛ける。
  今、被災者の方に他人が善意で無責任に投げかけるこの言葉は必要だろうか。

 日本の言葉には全て意味があり、そして何よりも大切な魂がある。
   日本語の魂を「言霊」と呼ぶ。
   それでは「がんばろう」の言霊ってどんなことだろう、漢字で書くと「頑張ろう」である。
  これは「我を張る」と言う言霊であって、頑は「かたくな」であるから、これを踏まえて考えると「頑張ろう」とは、頑なに我を張ることである。

  窮地に立たされた時や奮起しなくてはならない時に、自身を振るい立たせ、それを脱却するため弱音を吐かず踏みとどまる覚悟の言葉である。
  僕も過去に何回か他人から「ガンバレ」と声を掛けられ、それに応えられた時のことを思い返してみると、思うほど自身はガンバっていなかったような気がする、だからその 言葉を違和感なく受け入れられたのだと思う。

  今、未曾有の大災害に直面している人の全ては、正に頑なに我を張っている。
  大災害の埒外に居る人は、励ますつもりでその人達に「がんばれ」と言うけれど、極限までがんばっている人には酷な言葉であるような気がする。
  僕は「今を生き抜いて下さい」としか拾う言葉がない。

  瞬間に過ぎ行く今を生きられたら、それはきっと明日に繋がるはずだから。
  大災害に直面している人、望みを捨てないでしっかり今、この瞬間を生きて欲しいと思うし、日本人の矜恃は捨てたもんじゃないはず、だから諦めることだけはして欲しくない。 

トム

2011年3月23日水曜日

休業手当

計画停電が実施され、業務に大きな影響の出ているお客様も多
いかと思います。停電によって休業しなければならなくなった場
合の休業手当の支払いも問題になります。それについて、労働基
準法第26条では、
「使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用
者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上
の手当を支払わなければならない」
とされています。

 先日、計画停電が実施される場合の労働基準法第26条
の取り扱いについて、厚生労働省から通達がありました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/other/110316.html

 通達によれば、計画停電に関しての停電によって事業所に
電力が供給されていない時間中の休業については
「使用者の責に帰すべき事由による休業」には該当しないという
ことから、原則として休業手当を支払う必要はありません。

 ただし、停電時間に該当しない時間帯や、停電の区域から外れ
ている場合などにおいては、著しく不適当と考えられる場合を除
けば、基本的には「使用者の責に帰すべき事由による休業」とさ
れることになりますので、注意が必要です。
 
 計画停電は業績の悪化に直結しますから、これは企業にとって
重大な問題となります。

 企業を存続させなければ、今後の経済活動が大きく停滞してし
まうことになるのですから、今回の通達は必要な措置であること
は間違いありません。しかし、労働者側から見るとこれでは休業
に係る賃金の補償がないということにもなりかねません。

  計画停電が長引けば労働者の生活を直撃しますから、雇用保険
の特例措置などの方法で、企業に過度な負担を求めることがない
ように行政側から何らかの措置をしなければならないと思います。

(Masanori Imamura)

2011年3月16日水曜日

非常時だから気がつくこと

私自身についての話ですが、地震発生以来の数日間、災害時の
備えが不足していたことを痛感する場面が多々ありました。

2011年3月14日月曜日

全員無事でした。

3月11日の震災では数多くの皆様がご苦労されたかと思います。

のぞみ事務所、のぞみ総研関係者では、特に大きな被害を受けた者はいませんでしたが、お客様の中には東北方面の店舗が津波の被害を受けたといった胸の痛むお話もあり、他にも大変なご苦労をされている方がいらっしゃるものと思います。

今後、様々の困難が待ち受けているかもしれませんし、経済状況も不透明になりつつありますが、なおいっそう法的リスク管理の支援にまい進してゆきます。

引き続き、よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

2011年3月9日水曜日

伝播力

チュニジアから始まった中東の反政府デモの波は、またたく間に
多くの国に伝わりました。その背景には、急速に発達したインター

2011年3月2日水曜日

4月から適用拡大 行動計画の届出義務

昨年改正された次世代育成支援対策推進法ですが、4月1日より、
これまでは努力義務とされてきた「従業員101人以上300人以下」