川全体の水量が多く、流れが速い。
僕のポイントまでは、こんな流れをまだ3回 も渡らないと行き着かない。
今日はあの滝に行くのは辞め、ここで引き返 すことにした。
最初の滝に戻り川辺に降りてみた。
折角テンカラを用意してきたのだから、一振りだけでもしてみよう。
振り込んではみたものの、全く毛鉤が見えない。
毛鉤はこの流れに翻弄され、どの辺にあるのかさえ判らない。
釣りはやーめた。
水温は7℃かな。
外気温の半分か。
このくらいの水温と言うことは雪代ではない、2日前に降った雨だろうか。
釣る温度としては絶好調だが、此所の岩魚達はまだ眠りの中だろうか。
魚影らしきものは全く見えないし、岩魚が泳いでいるだろうことさえ感じない。
渓流をゆく その4 へつづく
前回 渓流をゆく その2