6.3 人権(その2)
組織が人権を尊重した活動を行うためには、組織とその組織に関連するサプライチェーン全体で行われる活動について、人権に対してどのような影響があるか常に評価していることが必要です。これらを評価するには、その影響を色々な側面から調査しその結果から評価するというデューデリジェンスの手法をとるのが有効であるとされています。
評価の結果を基に、組織は人権を尊重するという目的達成のために、組織の決定や行動が直接的、間接的にどのような影響を及ぼすかについて検討し、組織の活動によって人権に関連する紛争が発生するような場合には、それを解決するための手段を講じておくことが必要となるのです。