2011年12月21日水曜日

望星丸

のぞみの目線8月10日号より

 8月6日から8日にかけて東海大学の海洋調査船「望星丸」に乗船
して、伊豆諸島の御蔵島周辺に行ってきました。当初は八丈島に上陸
する予定だったのですが、台風10号の影響もあって、太平洋のうね
りが大きく八丈島の底土港に接岸できないので、結局三日間の洋上生
活となりました。

 今回の航海には、現役の学生の皆さんが実習生として乗船し、プラ
ンクトンネットでプランクトンの調査をしたり、観測機器を用いて駿
河湾の海水を観測したりといった活動が行われました。

 船の上では、そのときの気象や海象などによってスケジュールが変
更されたり、同時にいくつもの作業を行ったりしなければなりません。
実習学生は自分が所属している班内だけではなく、他のグループや教
員との間での「報告・連絡・相談」がとても重要なのですが、実習学
生は慣れていないのでなかなかうまくいかず、情報伝達が混乱したり
実習学生が右往左往したりしている姿をよく見かけました。

 陸上とは違い、行動の一つ一つに意味があって情報の共有や協働が
重要な船上での経験は、学生の皆さんにとってとても良い勉強になっ
たのではないかと思います。