2011年6月8日水曜日

テンカラ師のつぶやき(4)

午後二時納竿。
 ウエダーを脱いだら、この蛭が一匹張り付いていた。
伸びると四センチくらいになる。


コッコパークのすぐ先の広場に何人ものバードウオチャーの人が、一点に望遠カメラや単眼鏡をセットして何かを見ている。
これは、行く時の光景だけど、僕は「 帰りに居たら聞こう」と決めていた。

帰りはこれ以上の人が居たので、車から降りて何を見ているのか聞いたら、サンコウ鳥の観察をしていると教えてくれ、一人の年輩の人が覘かせてくれた。

母鳥が巣を守っている光景がそこにあったが、この人達は、オスが帰って来るのを待っているそうだ。
オスの体長は、四〇センチくらいでそのうち尾羽三〇センチもあるそうだ。
翌日「サンコウチョウ」についてインターネットで調べてみた。 
【生態】
繁殖期のオスは、体長の3倍ぐらいの長い尾羽をもつ。
羽色は、顔面部が黒紫色、腹部は濁白色、背面はやや赤みのある黒紫色、その他の部分は暗黒紫色で、アイリングと嘴は明るい水色である。
メスは、オスの色彩とほぼ同色であるが、オスと比較してアイリングと嘴の水色は不明瞭であり、更に、背部と尾部はかなり赤みの強い赤褐色をしている。尾羽は体長と同じくらいの長さにしか伸長しない。

【生態】
日本には、夏渡来し繁殖する。低山の暗い林を好む。
地鳴きは、「ギィギィ」と地味だが、囀声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」月・日・星、と聞えることから、三光鳥と呼ばれている。 また、他にも三光鳥と呼ばれる鳥としてイカルがいる。
【分布】
 日本、台湾、フィリピンのバタン島とミンダナオ島に分布する。日本のものは、多く中国南部からスマトラへ渡り越冬する。 3亜種に分類されている。

美しい鳥です。
自分の生活圏の自然にこのような鳥が居ることは知りませんでした。(迂闊)
もしかすると、渓流で何げに見ていたかも知れないな。

つづきは来週・・・

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