先日行われた神奈川県知事選挙では、元ニュースキャスターの
黒岩祐治氏が当選しました。選挙前から、太陽光発電を神奈川で
一気に普及させたいとの抱負を語っていましたから、今後色々な
形でそれが具体化していくのだろうと思います。
これまでは大規模な発電所で発電した電力を送電網で送電して
ユーザーに供給してきました。これを県内の200万箇所に設置
する小規模な太陽光発電を活用して一定の電力を確保すると
いうものです。
太陽光による発電には、設置コストもさることながら単位面積
あたりの発電効率や日照量の変化による発電量の変化などの
問題点があるのも事実ですし、スマートグリッドを活用した
新たな電力網を整備しなければ、せっかくの太陽光発電を生かし
きることができません。
逆に言えば、法整備の必要性もありますが、スマートグリッドを
整備することができれば、小規模水力などの再生可能エネルギーの
活用も視野に入ってきます。
かなり冒険的な試みのようにも見えますが、新知事のこれからの
手腕に注目したいと思います。