2012年9月7日金曜日

酒場コミュニケーション(のぞみ総研メルマガ2012.3.7コラムより)

 先日、吉田類さんという方の講演に行ってきました。
この方はイラストレーターであり、俳句の会を主催する俳人
であり、酒場ルポライターでもあります。
毎週月曜日午後9時よりBS-TBSで「酒場放浪記」という番組に
出演しております。1時間で4本放送されます。
内容は、全国各地(東京下町が多いです)の酒場に行き、
ご主人・女将さんや常連さんと飲んで食べておしゃべりをし、
酔っぱらってのれんをくぐって出てくるという番組です。

 お酒を召し上がらない方は面白くもなんともない番組ですが、
酒好きにはたまらない番組です。
何が面白いかというと、酒場で出会った方々とすぐに仲良く
なるという、普段やれそうでやれないことを吉田類さんが
さらっと行っているからです。
吉田類さんファンは全国規模で存在し、この度も講演は
東京都町田市のNHKカルチャーセンターで行われたのですが、
大阪・山形・福岡など全国津々浦々からお見えになっておりました。

 講演後、近くの居酒屋で吉田類さんを囲っての懇親会がありました。
初対面の方とも吉田類さん繋がりというだけですぐに打ち解け、
大盛り上がりしました。

 吉田類さんはテレビと同じ全く飾らないお人柄の方で、
番組のナレーションでもある「酒場という聖地」で誰とでも
仲良くなり、美味いお酒と旨い肴を片手に人間関係をあっと
いう間に構築してしまう姿に、コミュニケーションの達人だと
思いました。

 コミュニケーションで大切なのは「心」なんだなぁと
改めて気付いた講演でした。


(小峰 望)