「一年があっという間だ」という話を持ち出す季節が今年も来ました。
いろいろなシキタリに追い回される日々が当分続くのかと思うと、ちょっと憂鬱
でもあります。
いやいや、めでたい新年を迎えるにあたって憂鬱とは何事か! と考えるのも
シキタリであります。
そもそもシキタリとはなんでしょう?
漢字で書くと、こうらしい。 → 「仕来り」
意味:古来からそのようにしてきたこと。ならわし。慣例。
昔からそうして来たようにすることが「仕来り」だとしたら、今年もクリスマスを
祝い、ケーキを食べ、プレゼントあげて、大掃除して紅白を見て、除夜の鐘を聞い
てからソバ食べて、神社にお参りしてからおみくじ引いて、お屠蘇を飲んで、お年
玉あげて・・・・
なーんか面倒くさいんですよね、この歳(42歳)にもなりますと。
子どものときはワクワクしたものです。
こんな歌がありました。
もういくつ寝るとお正月
お正月には凧あげて
こまをまわしてあそびましょう
早くこいこいお正月
もういくつ寝るとお正月
お正月にはまりついて
おいばねついて遊びましょう
早くこいこいお正月
作詞 東くめ
作曲 滝廉太郎
せめて子ども達にはワクワクしてもらいたいものです。
昔のシキタリとはかなり違いますけれど。
(日野 孝次朗)