僕は「あいつ」がまだ健在であったことを嬉しく思ったが、以来「あいつ」に会ったことはなく、
大豪雨によって、あの場所が壊滅したことを思うと「あいつ」は岩にでも潰されて死んでしまったのだろうかと思う一方で、
「あいつはどこかで強かに生きている」
と言う気持ちが錯綜しているが、僕的には生きて何処かでこの川を守っていると信じたい。
信じてさえいればきっと又何処かで会えるだろう。
この滝は一つ上の滝。
ここでも昔尺に近い岩魚を釣ったことはあるが、ここ数年一匹も掛かっていない。
ここでも昔尺に近い岩魚を釣ったことはあるが、ここ数年一匹も掛かっていない。