2012年3月14日水曜日

6.4 労働慣行(その4) 社会対話

 社会対話は、ILO(国際労働機関)による定義によれば、「政府、使用者、労働者の代表が、経済・社会政策に関わる共通の関心事項に関して行うあらゆる種類の交渉、協議、あるいは単なる情報交換」とされています。

  つまり、社会対話とは、ディーセントワーク(働きがいのある、人間らしい仕事)を得るために、労使や行政などの多くのレベルで、労働に関してそれぞれに利害関係のある事柄について、話し合いを行うことです。

 様々な話し合いによって得られた合意は、それぞれのニーズや課題について、一定の方向性を与え、課題の解決や、政策への反映などの形で具体化していくことになります。