2012年2月29日水曜日

6.4 労働慣行(その2)

雇用及び雇用関係

 雇用は、組織による活動の中で、雇用主と被雇用者との間で契約によって権利を与え、義務を課す関係にあります。

 組織は、安定した雇用を通して、被雇用者の生活の向上と働きがいのある仕事ができるように考慮することが重要です。被雇用者による労働力は商品ではなく、契約によって成立する台頭の関係です。

 しかし、実際には、組織と被雇用者との間の力関係では組織のほうが強いことも多いため、多くの地域では労働に関して各種の法令が定められています。これらの法令を遵守するのみならず、国際的な労働基準も考慮した雇用が求められているのです。

 雇用の関係だけではなく、契約によってサービスなどを提供している自営業者などに対しても、契約の条件などにおいて、被雇用者と同様に考え、搾取的な契約関係となることがないように注意を払うことも必要です。