雨模様の中にもかかわらず、ご来場くださった皆様へ、厚く御礼申し上げます。
1回目と2回目のまとめとなる内容で、しかも激変するホール業界の現状と今後について、講話や法制度の再確認をもって分析する内容とすることができました。
私にしては思い切ったことを発言したつもりです。
重要なことほど、伝えにくく、伝わりにくいものです。
ですが、これを機に、さらに全国各地で講演できる機会を作ってゆきたいと思います。
第三回目のキーワードは、隠すほどのものではありません。
「理由を考えよう」
でした。
なぜ風営法があり、風俗営業許可制度があり、パチンコ営業がその一角に位置づけられているのか。
今このような現象が起きているのはなぜか?
「なぜ」を考えないで「ノウハウ」だけを手軽に手に入れられると思う、その意識がある限り、風営法でもなんでも、きちんと使いこなすことはできないのです。
それができる人を増やすためには、やる気がありそうな人に、やる機会を提供しましょう、とお願いしてます。
全員で中途半端な理解に終わらせてよいのでしょうか?
きちんとわかる人が「一人いる」かどうかが、大きな違いになります。
中途半端な人がたくさんいても意味がないのです。
いい加減な覚悟で研修をしても、自己満足で終わります。
そういうセミナーでも私はご依頼を受ければ喜んでいたしますが、効果が薄くてもったいないのは事実なので、そのことを申し上げます。
無駄な手間をかけずに、少しずつ、着実に効果を出す。
コンプライアンスはそういう発想でよいのだと思うのです。
そういうことを伝えたくて、肩の力を抜いて風営法を眺めていただきたくて、セミナーでは様々工夫しました。
面白くて刺激的でないと法律はつまらないです。
多少、極端に走ったような気がしますが、伝わらないよりはマシだと思っています。