最近の私はテンカラ釣りなどでニジマスを釣る事があります。
小さいものは白身で淡白ですが、大型のニジマス類の中にはピンク色の脂ののった
タイプもいます。
はじめて食べたときには、そのうまさに驚きました。
スーパーで売っている鮭の切り身よりもおいしいと感じました。
が、この味はどこかで食べたような・・・。
そう、それは回転寿司の「サーモン」なのでした。
スーパーなどで「サーモン」として売られているのは、ノルウェーやチリなどで養殖されたサーモントラウトがほとんどだということを私は知りませんでした。
でも、これはこれでおいしいのです。
昨年末に消費者庁が作成した「メニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について(案)」の中では、このような表示方法は景品表示法(優良誤認表示)に違反するとあります。
確かに私は勘違いをしていたので、優良誤認かもしれません。
ただ、私にとって「鮭」が「ニジマス」より優良かどうかは、ちょっとひっかかるところです。
以下、ご参考までに抜粋。
Q 飲食店のメニューに「サーモントラウト」を「サーモン」と表示しても景品表示法上問題
ありませんか。
A 問題となります。
<説明>
(省略)・・・「サーモントラウト」の標準和名は、「ニジマス」であり、標準和名が「サケ」
とは異なる魚介類とされています。
「サーモン」との表示から、一般消費者は、「鮭(サケ)」を使用した料理が提供されると認識
するものと考えられます。このため、標準和名が「ニジマス」であるにもかかわらず「サーモン」
と表示することは、実際のものと異なる表示をしていることになります。
・・・(省略)・・・景品表示法上問題(優良誤認表示)となります。
(日野 孝次朗)