2014年3月12日水曜日

鮭はサーモンより優良!?

最近の私はテンカラ釣りなどでニジマスを釣る事があります。
小さいものは白身で淡白ですが、大型のニジマス類の中にはピンク色の脂ののった
タイプもいます。
 
はじめて食べたときには、そのうまさに驚きました。
スーパーで売っている鮭の切り身よりもおいしいと感じました。

が、この味はどこかで食べたような・・・。
そう、それは回転寿司の「サーモン」なのでした。

スーパーなどで「サーモン」として売られているのは、ノルウェーやチリなどで養殖されたサーモントラウトがほとんどだということを私は知りませんでした。
でも、これはこれでおいしいのです。

昨年末に消費者庁が作成した「メニュー・料理等の食品表示に係る景品表示法上の考え方について(案)」の中では、このような表示方法は景品表示法(優良誤認表示)に違反するとあります。

確かに私は勘違いをしていたので、優良誤認かもしれません。
ただ、私にとって「鮭」が「ニジマス」より優良かどうかは、ちょっとひっかかるところです。

以下、ご参考までに抜粋。

 Q 飲食店のメニューに「サーモントラウト」を「サーモン」と表示しても景品表示法上問題
   ありませんか。
  
 A 問題となります。

  <説明>

 (省略)・・・「サーモントラウト」の標準和名は、「ニジマス」であり、標準和名が「サケ」
  とは異なる魚介類とされています。
  「サーモン」との表示から、一般消費者は、「鮭(サケ)」を使用した料理が提供されると認識
  するものと考えられます。このため、標準和名が「ニジマス」であるにもかかわらず「サーモン」
  と表示することは、実際のものと異なる表示をしていることになります。
  ・・・(省略)・・・景品表示法上問題(優良誤認表示)となります。


(日野 孝次朗)