2015年8月13日木曜日

2015年夏 奥只見釣り紀行

新潟県の奥只見湖での夏休みです。

お盆前なので道は渋滞しておりません。

関越道で小出インターチェンジ→シルバーラインを経由して銀山平キャンプへ到着。



湖と清流にのぞむ、人影の少ないキャンプ場です。

天気は良好。初日はいたって順調です。


今年はトム師匠と合同できなかったのが残念ですが、これまでの教えを元に挑戦いたします。

とは言え、初日はテントの設営で時間を費やし、本番は翌日であります。



さて、朝です。

師匠からいただいた薄茶色の毛ばりで投げ込みます。

まずはキャンプ場近くの川の中流から。



で、アタリも無いまま上流へ向かいます。

行き止まりの小さな砂防ダムの下で、一匹ゲットしました。


12センチくらいの岩魚です。

最初の一匹はとてもうれしいです。

写真を撮って逃がしてあげました。

ちょっと自信がわきました。







それから1キロほど下った湖の河口付近を散策しました。

遊び半分で、ひざ下まで水につかってスプーンを投げました。

付近に釣り人なし。

この時間に釣る人などいないのでしょう。



しばらくすると、何かかかりました。

まさかトラウトか?

いや、ウグイでした。

ここはウグイも多いらしく、さらに一匹かかりました。

ウグイは食べれるらしいですがリリースです。




午後はタープで昼寝をして、目が覚めてから湖へでかけました。

大きい川の河口付近でテンカラ釣りでチャンレンジ。


すると、毛ばりに反応してか、かなり大型のトラウトが水面からドボンとジャンプしました。

その魚影のあまりの大きさに、私は心臓がバクバクして、恐怖すら感じたのであります。

あんなのがかかったら竿がもたない。。。

でも、いるんだね。たぶん、ニジマスだったです。





気をよくしてしばらく投げ続けますと、ありがたいことに山女↑がかかりました。

奥只見で山女を釣ったのはこれが初めて。

そして自然の川ではこれが二度目の体験でありますから、

非常にうれしい。

20センチには足りないくらい。すぐにリリースであります。





さらに続けますと、ウグイ↑らしき魚がかかりました。

20センチはあるかしら。婚姻色というのか、少しオレンジが入っています。

これでもう満足! リリースして撤収であります。




翌朝、キャンプ場のさらに上流にあるキャンプ場跡地を散策しました。

今はキャンプ施設の廃墟しかありませんが、川は相変わらず清らかに流れています。

藪や流木がいっぱい。人影はありません。

そこに踏み込んでしばらくすると、私は虻の大群に囲まれていました。

逃げても逃げても追いかけてきます。

たぶん、生暖かいオッサンの体臭に誘われてきたのでしょう。

軽く30匹はいるのでないか。





悪戦苦闘のため撮影した画像も乱れております。

ヒッチコックが「虫」という映画をつくったらこんなシーンになるだろう

というくらいの、恐ろしい状況となりました。


こんなの



とか



こんなヤツに包囲されたのです。


いずれも吸血虫であります。

逃げるのも無駄と気づき、もっていたウチワで反撃に転じました。

他人が見ていたら、川のほとりでウチワを振り回しているオッサンに

腹をかかえて笑っていたことでしょう。

ようやく虻を撃退したときには、全身汗でびっしょりでありました。

周囲は虫の息の虫たちがたくさん転がっております。

宮本武蔵の気分だが、なんとなくむなしい。





もう二度とあそこには行かない!

そう心に誓って、午後は昨日イワナが釣れた川のタマリ↑でテンカラ釣りにしました。

今度は黒い毛ばりで挑戦します。




しばらくすると、オオ! イワナさんゲット。

手をつめたく冷やしてから、そっと触れてみました。

カワイイ!!

その後もジャカジャカ釣れまして計9匹。




もしや自分は天才? いや、たまたまでありますよ。

いやこれは。。。師匠がつくった黒い毛ばりのおかげだ!

そしてリリース。



休憩してから、今度はキャンプサイトそばの川で再挑戦。

すると、またもやイワナがかかりまして、釣れた岩魚を急こしらえのイケスへ投入。




どういうわけか1時間ほどの間に10匹のイワナがかかりました。

イケスの中ではたくさんのイワナさんが泳いでいるかと思いきや。

わずか3匹しかいません。逃げられたのであります。

この程度の防壁は簡単に突破するのですね。

さすがイワナさん、エライ!


と敬意を表しつつ、イケスを解放して、この夏の釣りを終えたのであります。


ああたのしかった!!

それもこれも、トム師匠の手ほどきのおかげです。

感謝感激であります。


翌日、無事に帰宅しました。

帰り間際、付近の荒沢ヒュッテへ向かいました。

そこにはこんな石碑があります。


魚供養。大物釣果祈願。とあります。

もう終わったけれど、次回を期待して手を合わせました。

お魚さんたち、ありがとうございました。

アブさん達は来年いませんように。



ここでは付近の沢の水がでています。

ここの水はおいしいと評判なので汲んで帰りました。

 そこの水槽には大きなイワナさんが泳いでいました。




おわり