2013年1月16日水曜日

メダカの生き方

我が家では家の中と、外の庭と、二箇所でメダカを飼っています。

家の中の水槽は常に水温26度に保たれ、毎日同じ餌を食べています。
水槽のメダカは寒さも空腹も感じない代わりに平凡ではあります。

一方、庭の大きな鉢の中では、薄氷が張られ、おとといからは雪が浮かんでいて、
とても寒そうです。

冬眠中だからなのか、鉢のメダカは餌をあげても食べてくれません。
見るとガリガリにやせ細っているので、つい餌をあげたくなるのですが、冬季の
摂食はメダカにとってはかえって負担となるようです。

この冬を越えられるのか、生きて春を迎えられるのか、少々心配ではあります。
なんとかこの冬を越えてくれたら、新鮮な虫達が鉢の中へたくさん舞い込んできて、
毎日お腹いっぱいご馳走にありつけるでしょう。

つい、水槽のメダカよりも庭の鉢の中のメダカの方が気になってしまいます。
春の訪れを一緒に喜び合える仲間みたいな存在なのです。


(日野 孝次朗)