2012年8月29日水曜日

釣山紀行 H24 その2


大自然の中で遊ぶので、人知の及ばない想定外の出来事に遭遇する。

去年はキャンプ初日から大雨。「止まない雨はない」と高をくくっていたが、何日かすると集中豪雨となり、キャンプサイトがまるで川、横を流れる中荒沢川は濁流と化し、上流の大岩を押し流して来る。

 僕達はまだ2日を残していたが、体が危険を察知したので、豪雨の中でテントなどを撤収し、昼過ぎにそこを出た。

その後のことは、後日キャンプ場の管理人さんから聞いたことだけど、その日の夕方にシルバーラインで崖崩れがあり、小出の町への通行が遮断され、銀山平に居た100人程の人達が孤立してしまい、自衛隊のヘリコプターで救助されたそうだ。

その後、いたる所で崖崩れがあり、関係者が取り敢えず通行出来るまで2ヶ月の時を要したそうだ。今も復旧工事がなされているそうだが、未だ福島県への通行は出来ないと言うことです。

今年行ったら管理人さんが最初に言ったことは、「あの状況の中、帰れたのは荒井さん達だけですよ、良い判断でしたね。」ということだった。

これこそが、僕がいつも言ってる「今そこにある危機を知れ」と言うことです。

(つづく・・・)