2012年8月26日日曜日

閏日の雪景色(のぞみ総研2012.2.29コラムより)

大雪でご苦労されている皆さんを見ると心が痛みます。
ついさっき雪かきされた道路が、あっという間に真っ白です。

でもこの歳になっても、雪景色を見るとついウキウキしている自分がいます。
こういう日は外に出ないで、あったかいコーヒーでも飲みながら、
のんびり景色を見ていないなあと。
しかし今日はメルマガ配信の日なので、コラム作成を任命された以上は
何か書かねばなりません。

そこで思いつたのは、今日が2月29日、つまり4年に一度の閏日だということです。
2月29日に生まれた人は、誕生日を迎えられる日が4年に1回なんですね、
当たり前ですけれど。

さて、この日に生まれた人は、2月28日と3月1日の、どちらの日に誕生日を
祝ってもらうのでしょうか。
法律的に考えてみますと、たとえば運転免許の更新日は誕生日が基準
となるところ、閏日生まれの人については閏年以外の場合、誕生日の
前日である2月28日とみなされます。
一日早く更新日が来てしまうということですね。

年齢の計算においては、閏年以外の年では2月28日の午後12時になった
時点をもって、一つ歳を取ったと考えます。
つまり、閏年においては2月29日が誕生日、それ以外の年では3月1日が
誕生日、という考え方のようです。(民法第143条第2項)

今日この日に生まれた人たちは、「あんたが生まれた日はすごい大雪だったよ。」
と、4年に一度、思い返されるのかもしれません。


(日野 孝次朗)