2010年10月18日月曜日

退職した社員が顧客情報を持ち出していた

退職した社員が顧客情報を持ち出していたのですが。

A  顧客情報を無断で持ち出すことは不正競争防止法などの法令に違反する恐れがありますが、その情報が営業秘密として適切に管理されていたことが前提となります。
もしその秘密情報を不正に使用していたとすれば犯罪にもなりえますし、受けた損害について賠償請求することができますし、その情報の使用を差し止める請求も可能です。
ただし、そのような不正使用があったという事実を証明できなければ、相手方から否認されたときには困ったことになりかねません。
まずは事実を確認し証拠をなるべく多く確保したうえで、使用の中止や損害賠償の請求などを検討してみてはいかがでしょう。